古賀守的「葡萄酒的世界史」
過去10年,在台北買的大陸書10倍於台灣的書。不過近來訂一規則:沒索引的漢文書,盡量少買。這一準則,果真有些遏止「濫買中文書」的惡習:因為如此要求下,幾乎無書可買。哈哈!
到明目書社,有時會碰到朋友說某本書的著者或翻譯者,是他過去的「朋友」.....這樣,我買「葡萄酒的世界史」(天津:百花文藝,2007)。
其實,我有牛津大學出版社的 The Oxford Companion to Wine Edited by Janis Robinson(1994),也不是樂於此道人,只是因緣買了它。
其實,我還想買「簡明劍橋大學史」(山東畫報出版社),不過我知道這些都容易在網路找到。.....以上是我原想交差的。不料一讀之後,發現這本1975年的日文書(『ワインの世界史』中公新書(1975年),可真是不簡單!圖文並茂的好書。
我很訝異該書保持許多「品質」字眼,而不是採用「質量」--因為譯者汪平是中國人。
目錄
第一章 原始葡萄酒時代
第二章 舊葡萄酒時代
第三章 古典葡萄酒時代
第四章 新葡萄酒時代
第五章 現代葡萄酒時代
后記
我用作者古賀守一查,原來是台灣譯本投胎轉世的:《葡萄酒的世界史》(台北:玉山社出版事業股份有限公司,二○○四年)。令人傷心的是,我從網路知道作者已過世:古賀守 - Wikipedia
古賀守
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古賀守(こがまもる)はワイン研究家。日本におけるドイツワインの権威。 1913年(大正2年)生~2003年(平成15年)4月28日死去(享年90歳)。佐世保生。生家は醸造家。東京農業大学 農芸化学科を卒業後、1936年から1945年ドイツ留学。ハイデルベルク、ロストック? 、ライプチッヒ、ベルリン大学に学ぶ。メッセで日本代表としてゲッベルス宣伝相の隣に座った経験も持つ。ベルリンにてドイツの敗戦を体験、捕虜交換のシベリア鉄道で帰国後、故郷近郊から長崎の原爆雲を目撃、日本の終戦も経験する。一時、高校教諭を務めた後、カメラのライカ、医薬のメルクの日本輸入総代理店であったシュミット商会に入社、井上鐘(あつむ)社長の下、薬品部長から、初代ワイン部長となる。当初、主として、ライカファン、ドイツ留学経験者、医師 等ドイツ贔屓の顧客を対象にドイツワインの販売・振興に努める。
パレスホテルが日本最初の本格的ホテルワインセラー建設(1965年5月完成)に乗り出そうとしていた頃、パレスホテルに勤めていた、『ミスター・マティーニ』といわれたトップバーテンダー今井清、日本最初のソムリエで後にソムリエ協会初代会長となる浅田勝美と の知己を得た事を手がかりに、広くドイツワインの販売・振興を行い、飛躍的にドイツワインの知名度を上げていく。 しかし、本を出版するなどしてドイツワインの振興を図ろうとする古賀守の立場と、経営者である井上鐘との立場の違いから古賀は独立せざるを得なくなる。こ のシュミット商会退社事件は古賀の心に深い傷を残すこととなった。 その後、古賀はさらにドイツワインの振興に邁進し、遂にはドイツワインが輸入ワインの第一位となり、その功績を認められ、1984年にドイツ連邦共和国ヴァイツゼッカー大統領から、ドイツ連邦共和国功労勲章勲一等功労十字勲章(Bundesverdienstkreuz 1.Klasse)を受章した。 1979年には非営利団体『ドイツワインを楽しむ会』(後に東京ドイツワイン協会等)を設立、1985年ジエチレングリコール混入ワイン事件が起こるに際して『ドイツワイン安全推進協議会』(後に日本輸入ワイン協会)を設立して輸入ワインの品質の安定化に努めた。
日本ソムリエ協会の要職も勤めている。 口癖は「ワインは輪飲、話飲、和飲(意味を簡単に説明すると、ワインで輪になって文化を語り、世に貢献しよう。仲良くしよう。)」、「Bis Morgen(ビスモルゲン:また明日)」。心筋梗塞により逝去。遺志により、千葉大学医学部へ献体。蒐集書籍は母校の東京農業大学へ寄贈された。
参考文献
- 著作
- 『ドイツワイン』柴田書店(1972年)
- 『ワインの世界史』中公新書(1975年)
- 『ドイツワイン物語楽しい銘柄のはなし』日貿出版社(1979年)
- 『文化史のなかのドイツワイン』鎌倉書房(1982年)
- 『ドイツワインの旅』創芸社(1983年)
- 『優雅なるドイツのワイン』創芸社(1997年)
- 『1945年ベルリン最後の日』日本ドイツワイン協会連合会編(2000年)
- 『語るワイン飲むワイン』料理王国社(2000年)
- 『フランス・ドイツワイン小咄』(福本秀子女史との共著)産調出版(2001年)
- 仮名にての伝記
- 木下勝実『魅惑の杜のわいん小説ドイツワイン物語』近代文芸社(1995年)
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