2007年9月13日 星期四

我們什麼也沒看見--Daniel Arasse

ダニエル・アラス(Daniel Arasse, 1944-2003 フランス)
細部や逸脱に対する徹底した観察をもとにして、イコノグラフィーや精神分析などの手法と膨大な文献学的資料の読解とを縦横に織り交ぜつつ、イメージを精緻に読み解いていく美術史家。

アルジェの生まれ。高等師範学校を出たのち、古典古代文学の大学教授資格を取得。パリ第四大学やパリ第一大学などの教壇を経て、1993年からはパリの社会科学高等研究院で「芸術の歴史と理論」を講じていた。パリにて59歳で逝去。

Anachroniques, Paris : Gallimard, 2006.
『アナクロニック』

現代美術論。

Histoires de pentures, Paris : Denoël, 2004.
『絵画の物語』

ルネサンスから現代にわたる多彩な絵画を縦横に取りあげつつ、ときには個人的な思い出話も交えた軽妙かつ機知に富む語り口で、感情や欲望が絵画と取りもつ 関係について、遠近法をめぐる逸話や歴史について、見えるものと見えないものをめぐる理論と実践について、解釈におけるイコノグラフィーやアナクロニズム の功罪について、展示や修復の孕む問題について、語ったもの。邦訳『モナリザの秘密』吉田典子訳、白水社、2007年

Les Visions de Raphaël, Paris : Liana Levi, 2003.
『ラファエッロのヴィジョン』

Anselm Kiefer, Paris : Le Regard, 2001.
『アンセルム・キーファー』

On n'y voit rien, Paris : Denoël, 2000.
『なにも見ていない』

書簡体や対話体などの小説スタイルで書かれた、絵画およびその鑑賞や解釈をめぐるエッセイ。邦訳『なにも見ていない』宮下志朗訳、白水社、2002年
{我們什麼也沒看見--一部別樣的繪畫描述集}北京大學出版社 2007

本書的作者達尼埃爾‧阿拉斯(Daniel Arasse)透過六則虛構的小故事,以描述性的語言,對繪畫作品中所謂可見的事實進行質疑。從委拉斯凱茲(Velazquez)到提香 (Titien),從勃魯蓋爾(Bruegel)到丁托列托(Tintoret),作者帶領我們進入一系列怎樣“看”作品的視覺冒險中。書中所參考的作品 都具有一個共同點,即展示繪畫自身的力量。我們在為作品著迷的同時,卻也懂得,繪畫藝術想要昭示給我們的東西,我們其實並沒有看見。我們什麼也沒有看見! 當然,這種全然否定自然還別有深意。


《致親愛的丘儷婭》
《蝸牛的目光》
《黑人的眼睛》
《抹大拉的毛髮》
《箱中的 女子》
《大師之眼》



與大部分藝術史家不同的是,讀阿拉斯的文字讓人身臨其境。因為他的每一項研究,每一個主題,都是以文學對話的形式進行的。在一個書信體文學曾經十分盛行的 國度,這種文風是一種十分良好的傳統。本書中的每一篇文章都是一個對話,與觀點不同者的對話(《致親愛的丘儷婭》),與一個假想的對話者的對話(《箱中的 女子》),以及與自己的對話(《大師之眼》)。這種對話體,將讀者放人了對話者的處境中,牽動讀者與他一起思考。這樣的傳統,從藝術批評歷史的角度來看, 來自法國藝術批評的鼻祖、首批《沙龍》批評的作者狄德羅。在《拉摩的佷兒》中,這位法國啟蒙時代偉大的哲學家將這一文體發揮到了極致。如果阿拉斯在法國的 歷史中,可以找到一個可以與之相近的作家,那就一定是狄德羅。


L'Annonciation italienne. Une histoire de perspective, Paris : Hazan, 1999.
『イタリアの受胎告知――ある遠近法の歴史』

L'Art italien du IVe siècle à la Renaissance (avec Philippe Morel et Marco D'Onofrio) , Paris : Citadelle-Mazenod, 1997.
『四世紀からルネサンスまでのイタリア芸術』(フィリップ・モレルとマルコ・ドノフリオとの共著)

La Renaissance maniériste, (avec Andreas Tönnesman), Paris : Gallimard, 1997.
『マニエリスム的ルネサンス』(アンドレアス・テネスマンとの共著)

Léonard de Vinci. Le rythme du monde, Paris : Hazan, 1997.
『レオナルド・ダ・ヴィンチ――世界のリズム』

Le Sujet dans le tableau. Essais d'iconographie analytique, Paris : Flammarion, 1997.
『タブローのなかの主体――分析的イコノグラフィー試論』

L'Ambition de Vermeer, Paris : Adam Biro, 1993.
『フェルメールの野心』

Le Détail. Pour une histoire rapprochée de la peinture, Paris : Flammarion, 1992.
『細部――絵画に即した歴史のために』

中世末期から近代にかけての西欧絵画における「細部」について、「図像的な細部(détail iconique, particolare)」と「絵画的な細部(détail pictural, dettaglio)」のふたつの観点から論じたもの。

La Guillotine et l'Imaginaire de la terreur, Paris : Flammarion, 1987.
『ギロチンと恐怖の幻想』

フランス革命期に流布したギロチンについてのさまざまな憶測や想像をたどり、懲罰、権力、苦痛、恐怖、死などが表象や演出ととりもつ関係について考察したもの。邦訳『ギロチンと恐怖の幻想』(野口雄司訳、福武書店、1989年)

L'Homme en jeu. Génies de la Renaissance italienne, Genève : Famot, 1980.
『遊ぶ人間――イタリア・ルネサンスの天才たち』

L'Homme en perspective. Les primitifs d'Italie, Genève : Famot, 1979.
『遠近法のなかの人間――イタリアのプリミティヴ』

L'Universel inacheve. Les dessins de Léonard de Vinci, Paris : Screpel, 1978.
『未完の宇宙――レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサン』

沒有留言:

張貼留言

注意:只有此網誌的成員可以留言。