新刊書案内 東洋思想研究所
2016年4月29日
お世話になっております。新刊書が出版されましたので、ご案内申し上げます。
川瀬健一編著/黄仁・林贊庭・葉龍彦・李筱峰『台湾映画 光復前・戦後初期の映画/サヨンの鐘/台湾歌謡』
A5 162頁 定価2500円+税 ISBN978-4-9905366-7-1 C0074
目 次
台湾映画史 光復前の映画事業 黄仁 …………………………… 1
第一項 台湾映画の始まり 2
第二項 台湾で撮影した初めての映画 3
第三項 台湾映画研究会 5
第四項 台日合作による映画製作 7
第五項 中国映画の台湾への輸入 10
第六項 反皇民化の映画活動 13
第七項 映画検査、中国映画のあら探し 15
第八項 中国映画輸入の台湾への影響 18
第九項 祖国に身を捧げた映画界の志士 20
第十項 弁士名人譜 29
台湾では上映されなかった映画『サヨンの鐘』 川瀬健一 …… 31
サヨンの死と『サヨンの鐘』映画化の過程と広告 33
日本で封切られた『サヨンの鐘』の批評 41
日本と台湾での映画封切り比較 46
台湾では『サヨンの鐘』という映画は上映されなかった 47
台湾総督府『サヨンの鐘』の後援から手を引く 48
台湾総督府が撤退し、『山の娘サヨン』と改題して満映と松竹合作作品として台湾で上映 50
台湾での『サヨンの鐘』の研究討論会 53
おわりに 55
戦後初期の台湾映画製作 林贊庭 ……………………………… 60
第一章 戦後初期片廠(映画製作所)概況 61
台湾省電影攝製場 (台湾映画撮影所) 61
中国電影製片廠 63
農業教育電影股份有限公司 70
第二章 困難な時期の映画 75
上海から来たロケ隊 75
『悪夢初醒』 78
『永不分離』 85
『自由中国工業』などの記録映画 89
正真正銘の「台湾語映画 」の歴史 葉龍彦……………… 93
台湾語映画の興起 95
台湾語映画の第一期(一九五五~一九六一年) 99
台湾語映画の第二期(一九六二~一九六八年) 101
台湾語映画の第三期(一九六八~一九八一年) 104
正真正銘の台湾語映画の貢献 105
時代への内なる声
- 戦後二十年間の台湾歌謡と台湾の政治及び社会 - 李筱峰 … 109
一、 はじめに 101
二、 片思いの歓迎の歌声 111
三、 経済不況時の下層社会の心の声 114
四、 傷を癒す心の慰め 121
五、 五〇年代の悲しい歌 125
六、 工業のテイクオフと都市へ押し寄せる人々の告白 131
七、 日本文化植民地の音符 139
八、 新外来者の優勢の歌声 144
九、 まとめ 148
編著者・執筆者紹介 …………………………… 154
表紙装丁 美島零
表紙写真『火焼紅蓮寺』李香蘭
◇ 川瀬健一編『植民地 台湾で上映された映画』
推薦者
黄仁(台湾第一の映画研究者・金馬獎特別貢献獎受賞者)
文夏(国宝級歌手・金曲獎特別貢献獎受賞者)
『植民地 台湾で上映された映画 1899(明治32)年~ 1934(昭和9)年』改訂版 上製B5 612 頁1 万3 千円+税 ISBN4-9905366-4-0 C0074
『植民地 台湾で上映された映画 1935 (昭和10)年~ 1945 (昭和20)年』増補改訂版 上製B5 636 頁1 万3 千円+税 ISBN4-9905366-5-7 C0074
『植民地 台湾で上映された映画 洋画編1899(明治32)年~1945 (昭和20)年』上製B5 638 頁 1 万5 千円+税 ISBN4-9905366-2-6 C0074
仮題『台湾で上映された映画 1945(民国34)年~1949(民国38)年』上製B5 2016年刊行予定
◇ 横路啓子著
『抵抗のメタファー 植民地台湾戦争期の文学』
A5 222頁並製 定価2600円+税 品切れ
◇ 林鴻鐘著/富田哲訳
『台湾映画カメラマンの手記』
A5 182頁並製 予価2500円+税 ISBN4-9905366-6-4 C0074
「映画は私の生涯の職業」と語る、台湾の中央電影林鴻鐘カメラマン。長編映画87本を撮る。
『梅花』『筧橋英烈傳』『苦戀』と、三度も金馬奨最優秀撮影賞を受賞した林鴻鐘の撮影覚書(この当時、映画にかかわった500名以上の方々が登場)。
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