伊豆の踊子 The Dancing Girl of Izu | ||
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著者 | 川端康成 | |
イラスト | 装幀:吉田謙吉 | |
発行日 | 1927年3月20日 | |
発行元 | 金星堂 | |
ジャンル | 短編小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 319 | |
公式サイト | http://www.shinchosha.co.jp/book/100102/コードNCID BA51100243 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『伊豆の踊子』(いずのおどりこ)は、川端康成の短編小説。川端の初期の代表作で、伊豆を旅した19歳の時の実体験を元にしている[1][2][3][4]。孤独や憂鬱な気分から逃れるため伊豆へ一人旅に出た青年が、修善寺、湯ヶ島、天城峠を越え湯ヶ野、下田に向かう旅芸人一座と道連れとなり、踊子の少女に淡い恋心を抱く旅情と哀歓の物語。孤児根性に歪んでいた青年の自我の悩みや感傷が、素朴で清純無垢な踊子の心によって解きほぐされていく過程と、彼女との悲しい別れまでが描かれている[5]。
目次
発表経過[編集]
1926年(大正15年)、雑誌『文藝時代』1月号(第3巻第1号)に「伊豆の踊子」、2月号(第3巻第2号)に「続伊豆の踊子」として分載された[7]。単行本は翌年1927年(昭和2年)3月20日に金星堂より刊行された[7][8]。なお、刊行に際しての校正作業は梶井基次郎がおこなった[9][10][11][12]。
おもな刊行本[編集]
- 『伊豆の踊子』(金星堂、1927年3月20日)
- 『伊豆の踊子』(金星堂、1928年10月5日)
- ※ 1927年(昭和2年)刊行本の普及版。
- 限定版『伊豆の踊子』(江川書房、1932年6月20日) 限定180部
- 『抒情哀話 伊豆の踊子』(近代文芸社、1933年4月10日)
- 口絵写真:田中絹代
- 収録作品:「伊豆の踊子」「白い満月」「招魂祭一景」「孤児の感情」「驢馬に乗る妻」「葬式の名人」「犠牲の花嫁」「十六歳の日記」「青い海黒い海」「五月の幻」
- コルボオ叢書『伊豆の踊子』(野田書房、1938年1月31日) 150部限定
- 収録作品:「伊豆の踊子」
- 細川叢書『伊豆の踊子』(細川書店、1947年5月1日) 2000部限定
- 収録作品:「伊豆の踊子」
- 東鐵文化読本第7号『伊豆の踊子』(東京鐵道局、1948年5月15日) 非売品
- 収録作品:「伊豆の踊子」
- 『伊豆の踊子』(小山書店、1949年4月30日)
- 『伊豆の踊子』(細川書店、1951年3月15日)
- 収録作品:「伊豆の踊子」
- 『雪国・伊豆の踊子』(新潮社、1952年8月20日)
- 『伊豆の旅』(中央公論社、1954年10月5日)
- 新潮青春文学叢書『伊豆の踊子』(新潮社、1955年1月31日)
- 『伊豆の踊子』(講談社ロマンブックス、1964年5月10日)
- 文庫版『伊豆の踊子』(三笠文庫、1951年10月)
- 川端康成「あとがき」
- 文庫版『伊豆の踊子』(新潮文庫、1950年8月20日。改版2003年5月5日)
- 文庫版『伊豆の踊子・禽獣』(角川文庫、1951年7月30日。改版1989年、1999年)
- 文庫版『伊豆の踊子・温泉宿 他四篇』(岩波文庫、1952年2月。改版2003年9月18日)
- 装幀:精興社。川端康成「あとがき」。略年譜。
- 収録作品:「十六歳の日記」「招魂祭一景」「伊豆の踊子」「青い海黒い海」「春景色」「温泉宿」
- 文庫版『伊豆の踊子・花のワルツ 他二編』(旺文社文庫、1965年7月10日)
- 文庫版『伊豆の踊子・十六歳の日記』(講談社文庫、1972年11月)
- 解説・年譜作成:長谷川泉
- 収録作品:「伊豆の踊子」「十六歳の日記」
- 文庫版『伊豆の踊子』(集英社文庫、1977年5月30日。改版1993年6月5日)
- 文庫版『伊豆の旅』(中公文庫、1981年4月10日。改版2015年11月21日)
- 解説:川端香男里「文庫新版によせて」
- 収録作品:1954年10月の中央公論社からの単行本と同内容。
- 文庫版『伊豆の踊子・骨拾い』(講談社文芸文庫、1999年3月10日)
- 英文版『The Izu Dancer』(訳:エドワード・G・サイデンステッカー、Leon Picon)(Tuttle classics、1964年、2004年)
- 収録作品:川端康成「伊豆の踊子」(The Izu Dancer)、井上靖「ある偽作家の生涯」(The Counterfeiter)、井上靖「姨捨」(Obasute)、井上靖「満月」(The Full Moon)
- 英文版『Oxford Book of Japanese Short Stories (Oxford Books of Prose & Verse) 』(編集:Theodore W. Goossen。訳:Jay Rubin)(Oxford and New York: Oxford University Press,、1997年)
- 収録作品:森鴎外「山椒大夫」(Sansho the Steward)、芥川龍之介「藪の中」(In a Grove)、宮沢賢治「なめとこ山の熊」(The Bears of Nametoko)、横光利一「春は馬車に乗って」(Spring Riding in a Carriage)、川端康成「伊豆の踊子」(The Izu Dancer)、梶井基次郎「檸檬」(Lemon)、坂口安吾「桜の森の満開の下」(In the Forest, Under Cherries in Full Bloom)、中島敦「名人伝」(The Expert)、安部公房「賭」(The Bet)、三島由紀夫「女方」(Onnagata,)、ほか
- 英文版『The Dancing Girl of Izu and Other Stories』(訳:J. Martin Holman)(Counterpoint Press、1998年)
- 収録作品:伊豆の踊子(The Dancing Girl of Izu)、十六歳の日記(Diary of My Sixteenth Year)、油(Oil)、葬式の名人(The Master of Funerals)、骨拾い(Gathering Ashes)、ほか
電影[編輯]
- 《戀愛花開 伊豆舞孃》(1933年,松竹,五所平之助導演,田中絹代、大日方傳主演,黑白,默片),是第一部電影化作品。
- 《伊豆舞孃》(1954年,松竹,野村芳太郎導演,美空雲雀、石濱朗主演,黑白電影)
- 《伊豆舞孃》(1960年,松竹,川頭義郎導演,鰐淵晴子、津川雅彥主演,彩色電影)
- 《伊豆舞孃》(1963年,日活,西河克己導演,高橋英樹、吉永小百合主演,彩色電影)
- 《伊豆舞孃》(1967年,東寶,恩地日出夫導演,黒澤年男、內藤洋子主演,彩色電影)
- 《伊豆舞孃》(1974年,東寶,西河克己導演,山口百惠、三浦友和主演,彩色電影)[1]
1946年的東京神田松富町,兩名歷劫歸來的文藝青年細川武夫、岡本芳雄合作開書店,武夫出錢當老闆,書店遂名「細川書店」;芳雄出力當編輯,想搞「純粋造本」,也就是「用最簡單的方式編出最好的書」,於是有了『細川叢書』。
這套叢書共12冊,內文以五號字鉛印,書名套紅,內頁甲洲特抄手工和紙,平裝加書衣,平均每冊60頁。在物質艱難時代裡,將編輯、裝幀美學發揮到了極致。行銷上也很特別,僅直銷而不店銷。換言之,透過會員制,直接配送(版權頁乃有「非賣品」字樣)。會員分兩種:A會員給編號簽名本,B會員給一般本,總印數以2000冊為限。
此本即該叢書編號第一號的A會員本,書前有作者川端康成毛筆簽名並鈐印,書後有限定編號「第199冊」標記。鄰國傳說夢幻之書,不意得見於眼前,一期一會,萬勿擦肩而過。
「2019春風似友珍本古籍拍賣會」,敬請期待,歡迎轉貼分享。
這套叢書共12冊,內文以五號字鉛印,書名套紅,內頁甲洲特抄手工和紙,平裝加書衣,平均每冊60頁。在物質艱難時代裡,將編輯、裝幀美學發揮到了極致。行銷上也很特別,僅直銷而不店銷。換言之,透過會員制,直接配送(版權頁乃有「非賣品」字樣)。會員分兩種:A會員給編號簽名本,B會員給一般本,總印數以2000冊為限。
此本即該叢書編號第一號的A會員本,書前有作者川端康成毛筆簽名並鈐印,書後有限定編號「第199冊」標記。鄰國傳說夢幻之書,不意得見於眼前,一期一會,萬勿擦肩而過。
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