2020年6月23日 星期二

台湾研究入門 (日本語) (若林 正丈 (編集), 家永 真幸 (編集), 2020

由本書目次,多少可了解大綱。

台湾研究入門 (日本語) 


「宝島」といわれる島・台湾という来歴を知るために――




東アジアの地政学上、いまや重要な島となってきた台湾。台湾研究の第一線の研究者たちが、台湾の歴史・政治・社会・文化を理解する上で重要なキーワードによってわかりやすく、簡潔に解説する。「台湾とは何か」という問いに多角的な視点から迫る新しい入門書。

【本書「はじめに」より】
本書には、若手からベテランまで、日台の幅広い年齢層の研究者が、それぞれが得意とする台湾理解のキーワードを解説した文章を集めた。一つのキーワードは、「台湾という来歴」を構成するであろう、複雑に絡み合ったコンテキストの中の一束を語っている。一束というのは、一つのコンテキストはさらに見ていけば複数のコンテキストの束であるからである。


【主要目次】
はじめに「相互理解の学知」を求めて(若林正丈)

I日本植民地統治が台湾社会に与えたインパクト(案:impact)
1統治構造――清朝から台湾総督府へ、国家・社会関係の転換(新田龍希)
2台湾法制――同化と差別の根底にあったもの(浅野豊美)
3近代国家による可視化と台湾、台湾原住民(松岡格)
4学校教育(駒込武)
5在台日本人――日本帝国下の人口移動と文化変容(顔杏如)
6ジェンダー・階層・家族(洪郁如)
7「平穏」な籠の中で歌う――流行歌に投影された台湾の戦前、戦後(陳培豊)
8日常生活史(陳文松)
9台湾ジャーナリズムにとっての帝国経験(谷川舜)
10脱植民地化の代行――台湾の日本認識に焦点をあてて(森田健嗣)

II「中国」との距離
1中華民国憲法(吉見崇)
2国籍と戸籍から見る中華民国台湾の境界(鶴園裕基)
3中華民国の国歌(三澤真美恵)
4国定記念日と祝祭日(周俊宇)
5分断国家の正統性(家永真幸)
6一国二制度(倉田徹)
7台湾と中国の経済関係(佐藤幸人)

III台湾の民主化以降の社会・文化
1台湾人アイデンティティ(何義麟) (案:identity)
2多文化主義(田上智宜)
3台湾語映画(魏逸瑩)
4まちづくり(社区営造)の担い手のゆくえ(星純子)
5慰安婦問題(劉夏如)
6移行期正義(平井新)
7台湾の政党政治と保守政党(林成蔚)

IV台湾の学界から見た日本の台湾研究
1「台湾史」と「日本史」の交錯(呉密察)
2台湾における「若林台湾学」の受容(許佩賢)

V台湾研究序説のために
1「台湾という来歴」を求めて――方法的「帝国」主義試論(若林正丈)







台湾研究入門 (日本語) 単行本 – 2020/3/7
若林 正丈 (編集), 家永 真幸 (編集)
東京大學出版社

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