http://www.kyoto-seika.ac.jp/eng/edu/design/architecture/index.php
083 建築家の学校 京都精華大学の実験
上田篤編(京都精華大学建築分野)
288頁・定価=2468円(本体2350円+税5%)
ISBN4-7952-2126-X
日本の建築教育システムを改革しようと、自由競争教育と呼ばれる大胆なスクール制を敢行した小さな私立大学の10年間の実験報告。大学の建築教育の問題点を実体験を通し明確にする。
【目次・構成】
序 京都精華大学建築分野は五つのスクールの連合 上田篤
京都精華大学建築分野の10年 田中充子
1 内外のバランスをポジティヴに体得するチャンネルを用意する 片木篤
アンダースクールの報告
2 建築はオーナーとメーカーとユーザーとが参加するゲームだ 上田篤
上田スクールの報告
3 文学や音楽や映画から強烈なインスピレーションを感じる 高松伸
高松スクールの報告
4 建築は常に解答であって、批判ではないんだから 山本理顕
山本スクールの報告
5 「田一枚植えて立ち去る柳かな」を建築家せよ 鈴木隆之
鈴木スクールの報告
6 倒れそうもない大木より、しなやかに立っている柳のように 葉山勉
葉山スクールの報告
7 芸術教育は人生を変えるかもしれない瞬間をつくりだす力がある 浜田邦裕
浜田スクールの報告
8 考え抜いた途中のプロセスに潜在的なパワーが蓄積されている 新井清一
新井スクールの報告
卒業生を追って 鈴木隆之
あとがき 上田篤
栞/「アメリカの大学と日本の大学を比べてみれば」隈研吾+上田篤
上田 篤(うえだあつし、1930年8月12日 - )日本の建築学者・建築家・都市計画家、京都精華大学名誉教授、上田篤都市建築研究所主宰。専門は建築学、都市計画、比較文明論。工学博士(京都大学、1971年)。大阪府出身。作品として「橋の博物館」「大阪万国博覧会お祭り広場」「旭川市平和通買物公園」などがある。岳父は今西錦司。 専門は主に建築・工学の分野であるが、近年は古典を中心とした分野の執筆に時間を費している。しかしながら、建築分野で評価を受ける反面、侍の蝦夷起源や日本神話の半島説、稲の伝来に対する認識不足などから古典の分野では視野の狭い主張に依存しがちである。 大島渚とは、京大時代からの親友。
略歴[編集]
学歴[編集]
職歴[編集]
- 1956年:建設省住宅局技官
- 1965年:京都大学工学部建築学科助教授
- 1974年:京都大学経済研究所助教授併任(地域経済研究部門、計画経済研究部門、1977年まで)
- 1978年4月:大阪大学工学部環境工学科教授(1986年辞職)
- 1978年8月:京都大学人文科学研究所客員教授(1982年3月まで)
- 1987年:京都精華大学美術学部デザイン学科建築分野教授
学外における役職
著書[編集]
- 西郷隆盛 ラストサムライ(2009年、日本経済新聞社)
- 鎮守の森(2007年、鹿島出版会)
- 一万年の天皇(2006年、文藝春秋)
- 日本人の心と建築の歴史(2006年、鹿島出版会)
- 神なきニッポン(2005年、新潮社)
- 都市と日本人(2003年、岩波新書)
- 呪術が作った日本(2002年、光文社)
- 日本人と住まい(2002年、岩波書店)
- 日本人と住まい<英語>(1990年、講談社インターナショナル)
- 建築家の学校(1997年、星雲社)
- 日本の都市は海から作られた(1996年、中央公論新社)
- 五重塔はなぜ倒れないか(1996年、新潮社)
- 建築のなかの都市(1993年、プロセスアーキテクチャー)
- 生活空間の未来像(1993年、紀伊国屋書店)
- 海辺(かいへん)の聖地(1993年、新潮選書)
- 面白い都市(1993年、学芸出版社)
- 情報図鑑(1992年、福音館書店、編著)、ほか。
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